


日本全体にまだデフレの閉塞感が残る2005年、地方の明るい未来を、次の時代につながるデザインで支えるという思いで、AgeDesign を金沢市内で創業しました。
1990年代後半から国内製造大手がコストダウンを目的に、軒並み海外新興国に拠点を移す中、それら国内製造大手を支えていた技術力のある中小企業が、厳しい状況に立たされていました。デザイン経営といった羅針盤の無い中、地方をデザインで支えたいとの思いで、この金沢の地でAgeDesignは創業しました。
インターネットの普及を背景に、金沢を拠点としながら、東京や大阪などのクライアントとのデザイン業務をこなす一方で、地方に目を向けると、デザインの解釈が、意匠や広告の観点から抜け出ておらず、地域におけるデザインの普及に大きな課題を認識しての船出でした。
創業時から次代を見据え、3D設計をいち早く導入し今日のコア技術として今も技術研鑽し続けています。地域の伝統工芸とのコラボレーションもスタート。味餐楽(大島東太郎商店/山中漆器)がその第一弾となりました。
2005 金沢市内にて創業
2007 Underground Kingdum タイプフェイスデザイン
ダイハツ テリオスキッド スクリーンセイバーデザイン
2008 金沢市上堤町移転(金沢市ビジネスプラザ南町入所)
2009 ユニバーサルデザイン小型洗浄機 金沢ブランド 受賞
独立行政法人国立病院機構 金沢医療センター CI
山中漆器 味餐楽タンブラー 発売



2012年法人化と同時に、自社ブランド『hiracle®』を立ち上げ。さくら小皿は国内外で大きな反響を得る。
ものづくりに長けた、地方の伝統工芸や中小製造業を営むクライアントとのものづくりは、時間をかけていけば間違いなく良いプロダクトが生まれる一方で、販売面が大きな壁となりました。そこでAgeDesignでは、自社ブランドhiracle®を立ち上げ、Tokyo Designers Weekや国内外の展示会にも積極に出展することで、小売流通や海外展開の販売ルートを確立していきました。
2012年には、法人へ組織改正しデザイン業務の傍ら、ブランディングの重要性やデザインの本質の提唱を進めていきました。
2011 soil umbrella stand デザイン
soil Pet bottle drier デザイン
2012 金沢市広坂に移転(金沢21世紀美術館隣接)
組織改正し法人化
hiracleさくら小皿 発売
Tokyo Designers Week 2012 出展【INDELARTとして】
hiracleさくら小皿 経産省CoolJapanテーブルアート展 選出
味餐楽タンブラー 経産省WAO工芸ルネッサンス 選定
2013 hiracleさくら小皿 金沢ブランド 受賞
Tokyo Designers Week 2013 出展【INDELARTとして】
2014 hiracleさくら小皿 石川ブランド 受賞
Tokyo Designers Week 2014 出展【INDELARTとして】
JETRO 日本のデザイン展@シンガポール 選定



自然豊かで伝統文化や伝統工芸が根ざす北陸エリアを中心に、本質的なデザインの啓蒙普及を目指した、社会貢献活動を始動。
これまでの地域資源を活用したデザイン実績が、経済産業省のWonder500や、Craft Meetでも認めて頂けるようになりました。
一方で、(公社)日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA=現日本インダストリアルデザイン協会)の北陸ブロック活動の本格化とともに、石川・福井・富山といった北陸エリアでの本質的なデザインの啓蒙普及活動をCSRの一環として強化していきました。2018年に経産省・特許庁から発表された「デザイン経営宣言」を機に、JIDAや地域のNPO等とともに、金沢デザイン会議の企画・運営や北陸三県を横断したデザインの啓蒙普及活動を推進していきました。
2015 Kamiwaza名刺入 経産省Wonder500選定
2016 鍵主工業 九谷焼七輪デザイン
Rooms32 出展
Interior Life Style Tokyo 出展
経産省 Craft Meet 選出
2017 Rooms34 出展
東京インターナショナル・ギフトショー 出展
2018 hiracle錫シリーズ 発売
東京インターナショナル・ギフトショー 出展
金沢デザイン会議 2018 協賛・企画運営
kitchen&Bath Korea 出展
スイス工作連盟(SWB)交流会 主催
2019 金沢デザイン会議 2019 協賛・企画運営




テクノロジーの進化やデザインの領域が広がる中で、様々な3D技術を導入し、事業領域は日用品から医療機器、まちづくりまで拡大。また工芸振興の観点から、これまで培ってきた工芸の知見を他領域へ展開。
COVID-19パンデミックは、さまざまな分野でのDXを加速させました。当社でも、3D設計技術に加え、3Dプリンターや3Dスキャナー、VR・AR技術を導入し、日用品や医療機器、産業機器、更にはまちづくりまで、その応用領域を広げていきました。
そして、これまで培ってきた工芸の知見を活かし、世界的に人気のあるRubik’sキューブブランドと日本の伝統工芸を融合させた「工芸ルービックキューブ」シリーズの企画・デザインを担当しました。
また、金沢21世紀美術館があり弊社もオフィスを構える広坂振興会の活動を通じて、新たにまちづくりへの参画をスタート。工芸やアートといった、金沢ならではの文化価値の更なる向上と、まちづくりでの地域貢献を通じて、本質的な『デザイン』のもつ領域の広さや可能性を示すと同時に、事業領域も日用品からまちづくりまで拡大してきました。
2020 広坂ブランディング 開始
小型LAMP医療検査機 デザイン
2021 工芸ルービックキューブ 匠一弾 九谷焼五彩 企画・デザイン
汎用LAMP検査機 デザイン
2022 hiracle ウクライナ支援プロジェクト
工芸ルービックキューブ 匠二弾 高岡銅器折井発色 企画・デザイン
JIDA70周年記念 協賛
soil umbrellastand リニューアルデザイン
soil umbrellastand single 発売
2023 工芸ルービックキューブ 匠三弾 金沢箔 金箔 企画・デザイン
JIDA70周年記念誌 AD/デザイン
東京インターナショナル・ギフトショー 出展
Recocera 発売
WDA世界デザイン会議 参加
WDA公式エクスカーション 企画・運営
2024 蜂鳥 Fukami Amplifier 発売
工芸ルービックキューブ 匠四弾 有田焼 結晶釉 企画・デザイン
工芸ルービックキューブ 日経デザイン10月号にて紹介
工芸ルービックキューブ 第51回石川県デザイン展
( 石川県 伝統産業振興協議会 会長賞 受賞 )


昨今、国内外ともに予測困難な時代と言われていますが、AgeDesign の掲げる本質的なDesignを通して、心豊かな社会となるように、スタッフ一同努力していきます。
2025 創立20周年
21美からマチへ行こう!今そこにある工芸とアート アートディレクション
工芸とアートでひらく かなざわマチナカ 企画・運営
